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2007/07/07(Sat) 11:22:50
「なーにーがーっ、変身魔法の修行ですかあっっ! 先輩が運動オンチ隠すための影武者でしょうーがっ、まったくもう」 ぶつぶつ言いながら、上目遣いににらむ後輩に、雅人は苦笑した。 「違うよ、英司君。これは僕のためじゃない。僕の華麗なる容姿に、夢とあこがれを抱いている全国の女生徒たちのためなんだよ。考えてもみたまえ。プリンスのごとき美貌、頭脳明晰なこの僕が、スポーツが苦手だとわかったら、レディたちの期待を裏切ってしまうからね」 (よく言うよ) 納得いかないが、何を言ってもしょうがないことはわかっている。 ためいきをつき、英司はパチンと右手の指をはじいた。 すると自分の体が空間に溶け込むようにゆがむ。 金髪、端整な顔立ちが消え、明るい茶色の髪と瞳が現れた。 「あららー、元に戻ったの?」 「狭いトイレで、同じ顔が二つもあったら、やじゃないですか」 ふう、と息を整え、英司はつぶやいた。
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