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2007/08/17(Fri) 09:23:03
「どうすりゃいいんですかね」 「どうすりゃって、そりゃ帝に報告しないと」 「そうなんですけど・・・」 英司の悩みがどこにあるのか、雅人にはよくわかっていた。 つい3日ほど前、帝から命が下ったのだ。 『過去に飛んで、俺に黒板消しを投げつけたのが、あの女だと確認してこい』 英司は、クリスティ分家の出で、風系統の魔力を操るのに長けている。 『風』は移動、速度などに関係する魔法にすぐれ、時を渡ることも術によっては可能だ。 彼は早速指示通り、過去に行ってきたに違いない。 そして結果は、思わしくなかったのだ。 「でも雅人先輩。結果が予想外だったって、よくわかりましたね」 「それはそうでしょ。だって帝相手に、普通あそこまでタンカきる? 何もしてなかったからこそ出来ることだよ」 ふっと笑みを漏らしながら、雅人はつぶやいた。 「驚いたよね、正直あんなレディだとは思わなかった」 「俺もです。普通、転校しますよ、あれだけやられれば」 「単なるいじっぱり? いいや、それだけじゃないね」 雅人は、薔薇をいじりながら考える。 「何かあるね、彼女。そうまでして、この学園にいたい理由が」 「え?」 「僕の考えでは、それは愛のためだと思うよ。いたいけな少女が命をかけて、学園に残る。それはもう、『あい』という二文字のためでしかない!」 (・・・どこでどうすればそんな考えが) ついていけない英司だったが、自分の置かれた立場を考え、また深いため息を漏らした。
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