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2008/01/03(Thu) 13:39:08
『あー、危ない危ない。変なの飲まされるとこだったぜ』 『そんなに変なんですか。直樹先輩のお茶って』 頭の中で、斎が質問してきた。 直樹に気づかれないよう、こっそり英司は思念を送る。 『ああ。変もなにも、今までまともなのは一度もなかったぜ。お前も気をつけろよ』 『はあ……』 『こないだのなんて最悪だったな。無理やり飲まされたんだけど、生徒会一同、ウサギになっちまってね』 『は?』 『中和剤を作ってなくて、全員泣く泣く鞄を置いて、ウサギの姿のまま、帰宅したんだ。俺なんて家に入れてもらえなくて、一晩庭の隅で夜明かししたんだぜ。ほんっと参ったよな』 『それは大変でしたね』 『もうほんとにいろいろあった。あの先輩にお茶入れさせると、たいてい何かの魔法薬を混ぜてくるから、絶対にお茶くみだけはさせられない。それで雅人先輩が、お茶当番になったんだ』 『じゃ、今度は僕がやりましょうか』 『いいって。他の仕事、雅人先輩は何もしないから、それぐらいはさせろって会長が言ってた。俺がやろうかと思ったけど、帝の仕事は、ほとんど俺にまわってくるから忙しくてね。お茶なんか入れてる暇も飲んでる暇もないよ』 『そうなんですか』 『そして君は、俺の助手。臨時書記だからね。これから忙しくなるから、よろしく頼むぞ』 「そこの二人! いい加減話を切れ! 会議が進まん」 低い声で怒鳴られて、二人はびくっとした。 思念で会話しあっていたことなど、お見通しらしい。 先輩三人の視線に、二人は肩をすくめた。
第一巻<21> / TB(-) / CM(-) / ↑
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