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2008/02/12(Tue) 13:27:49
『かえるの王子様?』 「そう」 家の近所の公園で、二人はブランコに揺られていた。 夕暮れの風が静かに吹き抜け、少し物寂しい雰囲気が漂っている。 ブランコは、かなり古いので、揺らすとキキーッと金属のきしむ音がした。 『って、えーと、どういう話だったっけ』 斎の問いに、茉理はためらいながらも説明する。 「えーと、昔ね、とっても綺麗なお姫様がいて、金色のまりを一つ、持ってたの。ある日、そのお気に入りのまりを、池に落としてしまってね、泣いていたら、かえるが出てきて、まりを取ってくれるって言ったの。そのかわり、お姫様の友達になりたいって願ったのよ」 『友達?』 「そう。同じお皿で食事して、同じベッドで眠りたいって言うの。お姫様はかえるがとてもみにくいから嫌だったけど、まりは欲しかったから承知したの。だからかえるからまりを受け取ると、一目散にお城へ帰っていった」 『ふーん、約束は保護にして?』 「でもかえるは、お城までやってきて、王様に言いつけたのよね。そしたら王様は約束は守らないといけない、とかえるとの約束を、お姫様に守らせるの。そして夜、一緒のお部屋に入ったとき、かえるは言うのよ。お姫様にキスして欲しいって、そして一緒に眠りたいって」
第一巻<23> / TB(-) / CM(-) / ↑
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